先日、もう4年ほど参加させていただいている異業種交流会で、
元パナソニックの社長で、
現在は特別顧問をされている谷井昭雄さんの講演を拝聴しました。
谷井さんのお話を聞くのはこれで3回目です。
谷井さんは、VHSビデオの開発者であり、松下初の途中入社の社長だそうです。
また松下幸之助翁の数々の薫陶を受けてこられました。
今回は、やはり昨今の日本の凋落についてお話されていました。
その一つ目は
今の日本人がすべきことは、第3の坂の上の雲をめざすことではないか。ということ
第1が明治維新から日露戦争のころ
第2が昭和の敗戦から高度経済成長のころ
いずれも、日本はどんぞこの状態で、世界とは国力において大きな差をつけられていた時期だった。
しかし、このころの日本人は、とにかく前を向いて、邁進していったのではないか。
今の日本人は、ネガティブで、何かあれば悪い方へ考えすぎではないか。
それは、恵まれすぎた今の生活も影響しているだろうとのこと。
二つ目に韓国の躍進のお話。
韓国は今から10数年前にアジア通貨危機の影響で、IMFの支配下に置かれた。
これにより、韓国企業は集約され、国民も大きな負担を強いられた。
この改革があって、その苦しい経験があって、いまのサムスンやLGの躍進がある。
日本の企業ももっと集約がされるかもしれないとのこと。
昨年末まで3年にかけて坂の上の雲のドラマを放映していましたが、
そのドラマからも当時の日本人の力を感じられました。
日本海軍の参謀という幹部の自宅での夕食が、
まさに一汁一菜ほどしかない食事でした。
おそらくほとんどの国民がこの程度かこれ以下だったのでしょう。
当時の産業は米と生糸しかなかったといいます。
これでロシアや欧米と対抗しようとしていたのだから、
無謀極まりないことです。
だけど、日本はそうするしかなかった。
国民みんなが、ポジティブにアグレッシブに行くしかなかったんだろうと思います。
いまの日本人に欠けているのは、このポジティブさなのではないのかと思います。

