成年後見人の仕事?

今日は半日、成年後見人として動いてました。

朝から、被保佐人の自宅を訪問。

被保佐人というのは、後見の段階でいうと真ん中の類型。

被補助人、被保佐人、被成年後見人という段階で、

被成年後見人が最も判断能力が衰えている状態ということになります。

 

今日は、自宅を訪問して、この1カ月特に何か変わったことがないか、

聞きながら、少し雑談。いま、保佐人として手続き中のことを説明。

手続き中とは、被保佐人の亡くなられた奥さんの相続手続きとか、

生命保険の満期手続きなど。

被保佐人とは、こういった法的手続きを本人がするのが少し難しくなっている状態です。

ですので、保佐人である僕が代理してやっています。

 

被保佐人の自宅を後にして向かったのが、とある病院。

成年被後見人が入院されています。

看護師さんと面会して、本人の状況を聞き取り。

タイコウまくらが必要とのこと。

???

体位交換枕、略して、体交枕だそうです。

床ずれを防止するためのものですね。

 

病院を出て、ホームセンターに行き、

まくらを二つ買って、もう一度病院へ。

 

こういうことって、本来、後見人の仕事ではありません。

後見人の仕事はあくまでも財産管理です。

しかし、病院で寝たきりで、身内も居ない場合、

誰かがやらないといけません。

ということで、枕や医療テープを買ってくることぐらいはさせてもらっています。

それでも、手術などの際の、いわゆる医療同意などはできません。

 

後見の制度が始まって、10年以上が経過しましたが、

その業務の範囲についてはいつも悩まされます。

被後見人が増えるのは間違いないでしょうから、

国民全体でよく考えていかないといけない問題です。

 

成年後見のご相談は<枚方市・寝屋川市・香里園の香里司法書士事務所/相続・遺言サポートオフィス>まで 

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