合同会社
先日、合同会社設立のご依頼を頂きました。
合同会社とは、あまり聞きなれないと思います。
平成18年の会社法施行の時に、新たにできた種類の法人です。
それまでの株式会社や有限会社と比べると、
合同会社というのは、かなり自由度の高い会社です。
ただ、会社法施行の際に、株式会社もかなり自由な組織になったので、
合同会社の設立依頼は、多くはありません。
株式会社に比べて合同会社を選択するメリットとしては、
①設立費用が比較的安い。
②組織の運営の仕方が簡素
③出資者への配当がフレキシブル
といったところでしょうか。
①については
設立登記の登録免許税が9万円、
定款認証が不要で、約5万2000円、
合計約14万2000円ほど安くなります。
②については、
合同会社は、小さな組織に向いています。
株式会社は株主総会や取締役(会)で運営していきますが、
合同会社は基本的に出資者どうしの話し合いで運営されるような感じです。
③については、
株式会社が、出資の割合に応じて、配当しなければならないのに対し、
合同会社は、出資者の取り決めで、出資割合にとらわれない配当が可能です。
現在の株式会社も、一人の出資者、一人取締役で運営可能です。
しかし、以上のようなメリットから、
一人あるいは二人ぐらいのオーナーで
対外的に営業活動をあまり必要としない職種に向いているかと思います。
今日、平成23年8月1日から、FX(外国為替証拠金取引)のレバレッジ規制が変わったことにより、
個人投資家がこの合同会社による法人化をすることが多いようです。
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