新エネルギーについて

中部電力の浜岡原発を運転停止要請したとのことです。

正直言いますと、僕もこれまでは原発容認だったんですが、

こんなにも呆気なく、甚大な被害をまきちらし、その裏にあった事情が明るみに出ると、

これ以上、原発を運転するのは無理に思えてきます。

特に、浜岡原発は、ほぼ絶対に起こると言われる東海地震の震源域のど真ん中にあるとのこと。

さらに東海地震は東南海、南海と連動する可能性が高いと言われています。

これで、大丈夫!というのは、さすがに説得力なしですね。

 

しかし、日本は貿易立国、科学技術立国であり、大量の電気を使わなければ、

国の繁栄はあり得ないわけですから、

原子力に代わるエネルギーは不可欠です。

では、それは何なのか?

5月1日の産経新聞によると

「日本の原発54基の総出力は4885万キロワット時だが、震災発生時に19基(1670万キロワット時)が定期点検や復旧作業で停止しており、35基(3214万キロワット)分が目安となる。また、設備稼働率が60%程度であるから、発電量だけなら、計算上は2千万キロワット時あれば、原発をゼロにすることが可能だ。」とのことです。

【日曜経済講座】経済本部長・谷口正晃 再生可能エネルギー

CO2削減が国際的な義務になっているなか、原発に代わるクリーンエネルギーの一番手は太陽光発電なのでしょうが、

ダントツでコストがかかるんですね。しかも、天候にも左右される。

その次にコスト高なのは、地熱発電ですが、日本における地熱発電の潜在能力は高いそうです。

同じ記事によると、

「課題の一つは開発コストだ。蒸気が得られるかどうかは費用負担の大きい試掘頼みで、開発地域ごとにコストの差は大きい。発電原価は8~22円/キロワット時と、原発並みになることもあれば、4倍近くになることもある。 また、開発有望地の多くが国立公園や温泉リゾートにあることも開発の制約要因だ。 しかし日本の地熱資源量は2054万キロワットで、原発補完のポテンシャルを持つ。」

太陽光発電には政府民間ともに多額の開発費をかけてきた反面、地熱の研究開発はほとんどなされていなかったようです。

様々な権益がからんでのことでしょうが、今回のエネルギー危機に面して、

日本のエネルギー政策を根本的に考え直してほしいですね。

そうなると、官僚や原発・太陽光関連企業は結託して既得権益を守りにかかるでしょう。

そこに穴をあけられるのは政治家しかないのですが。

国民は民主党にはそれぐらいしか期待してなかったと思うのですが。。。

それもできないなら、存在価値がないので、さっさと退場してもらうしかありません。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です