過去にこんな仕事があったなと振り返る(休眠担保権①)
僕が枚方市と寝屋川市の境目の香里園に事務所を開業して12年目になります。
まだまだベテランとは言えませんが、それでもそれなりに様々な仕事を体験してきました。
当初は債務整理の仕事が中心でしたが、不動産登記や商業登記も同時にぼちぼち受託していました。
平成21年ごろからは成年後見人に就任することが増えていきました。
いまは、債務整理の仕事は少しだけになり、
売買や贈与、相続での名義変更といった不動産登記や、
会社設立、役員変更、資本金増加などの商業登記、
成年後見人選任手続きや成年後見人に就任しての財産管理の仕事、
遺言書作成、預貯金の相続手続きなどの相続に関する業務、
それらに関連する民事裁判の手続きなど、
けっこういろんな種類の業務をこなしています。
守備義務があるのであまり詳しいことは言えませんが、
過去の業務を振り返って、あんまりないけど、たまにあるなあというものを
自分への備忘録も兼ねて、少しづつ書いてみようと思います。
まずは休眠担保権について
これは、毎年、仕事としてはあるんです。でも毎回やらないといけないことが違うので、
ひとくくりには難しいのですが、いくつか書いてみます。
休眠担保権とは、
昔にお金を借りて「抵当権」や「根抵当権」の登記をした。
そのうちに借金は完済したけど、抵当権の登記を抹消しないまま今に至っている。
あるいは完済したかどうかもわからないけど、20年以上経っているし、債権者ともなんのやり取りもしていない。当然、抵当権もほったらかしになっている。
というような抵当権の登記が残っているようなことを言います。
この休眠担保権の抹消登記のやり方もいろいろとあります。
司法書士の試験の教科書でいうと、債権者を探す努力をして、供託をして、、、
というようなことですが、そんなことしなくてもいいんだ!?とか、
裁判所の手続きもいるの!?などなど
勉強になったこともありました。
ということで
まずは、「農業会」の抵当権について。