佐藤一斎・言志四録

佐藤一斎について

すこーし学ぶ機会がありました。

 

佐藤一斎

佐久間象山や横井小楠の師匠とのこと。

ということは、吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬の師匠の師匠、大先生ということになります。

 

この佐藤一斎が記した書が、

「言志四録」

人としてどうあるべきか?

リーダーとしてはどうあるべきか?

を1133カ条にまとめたものです。

 

西郷隆盛は、この中から101条を抜き書きして

常に懐中にし、バイブルとしていたとのこと。

 

幕府の勝海舟と官軍の西郷隆盛という立場的に相いれない二人が

誰もが無理と思えた江戸城無血開城で合意できたのは、

双方が、佐藤一斎の教えに学んでいたからだそうです。

これにより、日本は、革命ではなく維新という形で政権交代をとげました。

血で血を洗う戦争が続いたならば、国力は疲弊し、

アヘン戦争から植民地化された清のような

欧米列強の侵略を受けていただろうとも言われています。

 

さて、言志四録には何が書いてあるのか?

ごくごく一部を解説いただいただけなので、えらそうなことは語れないですが、

誠実に生きること。

常に学び続けること。

心で見て、聞いて、考えなさいということ。

人には優しく、己には厳しくしなさいということ。

師を選び、友を選び、環境を選びなさいということ。

志があれば、暗闇の道を憂うことはないということ。

率先垂範し、仁徳をもって、人を導きなさいということ。

などなど。。。

 

実に当たり前のことが書いてあります。

しかし、難しいことでもあります。

だから、西郷隆盛も常に読み返し、身を律していたのだろうと思います。

 

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