成年後見人の仕事です。
今日は、昨日に引き続き、
被保佐人に代わって、保佐人である僕が
生命保険の満期金請求の手続きをしました。
保佐人の権限は、就任する時に、家庭裁判所によって指定されます。
被保佐人の判断能力や財産の状況によって与えられる権限が変わります。
今回は、就任時に保険金の契約、変更、解約、
保険金の請求、受領の権限が与えられていました。
ですから、保佐人である僕が手続きをすることができるのです。
ところが、金融機関(銀行だけでなく、証券会社、保険会社も含む)によっては、
あるいは担当者によって、成年後見制度に対する理解力が乏しい、
あるいはまったく無いといったことがあります。
今回も、最初、担当の方の認識が乏しく、
被保佐人本人が同席しないで、
保佐人である僕だけで手続きをするということを理解しづらかったようです。
僕から説明して、社内で調べて、理解されたようでした。
成年後見の制度が始まって10年余り。
密接に関係してくるはずの金融機関の理解がまだまだというのが現実です。
もっと国を挙げて、そして我々専門家も、理解を広めていく努力をしないといけないのでしょう。
成年後見のご相談は<枚方市・寝屋川市・香里園の香里司法書士事務所/相続・遺言サポートオフィス> まで