地役権の登記
今月はもう一件、
普段なかなかしない仕事が。
地役権の登記です。
地役権というのは、
Aの土地の利用価値を増すために、
Bの土地を利用する権利や、
あるいはBの土地を特定の利用をさせない権利をいいます。
具体的には、
オーシャンビューのホテルがあったとして、
そのホテルと海との間に建物を建てられては困るので、
その間の地権者と、オーションビューを妨げないような契約を結び、
眺望を確保する地役権の登記をする。
あるいは、
電力会社の送電線を通すため、田んぼに地役権を設定したり、
鉄塔の安全を守るため、送電線の下の土地に、
建物の制限をする地役権の登記をするといった具合です。
このような場合、地役権を提供する側は、いくらかの報酬を貰うことが多いようです。
今回、僕が相談を受けたのは、
Aの土地が袋地になってしまうため、Aの土地から公道に出るまでの隣の土地に、
通行を確保するための地役権を設定するというものです。
ちょっと、なかなか無い登記なので、色々と勉強させていただきました。
こういう、普段ないイレギュラーな仕事が入ると、ウチみたいな弱小事務所は
いっぺんに仕事がてんてこ舞いになるので大変です。
でも、逆に、楽しくもあります。
苦労して、登記のことをたくさん勉強してなった司法書士ですから、
受験勉強したことに実務で遭遇するのは
司法書士になった甲斐があるというものです。
依頼していただいた方、ほんとにありがとうございます。
詳しいご相談は<枚方市・寝屋川市・香里園の香里司法書士事務所/相続・遺言サポートオフィス>まで