企業の承継と責任

今日、2月28日を最後に、株式会社マイカルがイオンに吸収合併されます。

マイカルは、私が大学卒業と同時に就職した会社でした。

約7年間勤めました。そのうち5年強は売り場の責任者をしていました。

 

勤めているときは、一サラリーマンとしては、鏡と言えるような社員ではなく、

不平不満ばかりを言っていたように思います。

しかし、今日、自分のいた会社が無くなるという時に接して、かつてのことを思い出したところを見ると、

それなりの愛情はあったのだなと思います。

 

マイカルとイオンでは社風が全くといっていいほど異なります。

マイカルはいいように言えば、大阪商人的。臨機応変。おおらかな会社でした。

悪く言えば、ナーナー、アバウト、おおまか。

イオンは、その反対。非常に細かい。計画的な会社です。

 

マイカルがイオンの子会社になって、8年ぐらいが過ぎたと思いますが、

今まで、総合スーパーという同じような営業を2つの会社でやってきたのが不思議でした。

今思うと、この社風の隔たりを近づけるための期間だったのかなとも思えます。

 

いま事業承継という問題に多くの企業が直面している、あるいはこれからするのだと思いますが、

このようなことも考えないといけない問題の一つかなと思いました。

 

それともうひとつ、マイカルという会社が消え、イオンだけになったことで、

心配なのは地域の空洞化の問題です。

マイカルにせよ、イオンにせよ、時代の流れに乗って、あるいは流れを作って、

大規模店舗化を推進してきました。

この結果、仕入れ&流通コスト削減により、日常品の価格を下げて、

消費者に喜ばれてきたと思います。

しかし、その反面、小規模店舗が淘汰され、地域の消費の場を空洞化してきたことも事実だと思います。

結果、消費者の導線距離を延ばすことにもなり、車社会をさらに推し進めました。

 

イオンはスクラップ&ビルドを頻繁にしてきた会社ですが、

これまで、引き起こしてきた地域の空洞化、導線距離の延長、

それに伴う車が無ければ生活できない状況、高齢者の日常の買物事情などに、

今後責任をもって会社経営をしてほしいと思います。

いったん、その地域に店を構えた以上は、企業の利益だけを追求せず、

地域に対する責任を持ってもらいたいと願います。

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