香里園の司法書士のブログ

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香里園(寝屋川市、枚方市)の街の法律家・香里司法書士事務所のブログです。

Archive for the ‘住宅ローン’ Category

債務整理と住宅ローン②

火曜日, 6月 28th, 2011

住宅ローン絡みの債務整理の相談に来られる方は、

相談者から、こんな風にして債務整理してほしいんですが・・・と

債務整理の方法を私に提案してくる方がいます。

よく、勉強してこられましたね。。。とは言えないのばかりですが。

 

具体的には、

「カードローンも含めた債務総額相当を新たに別の銀行から借りて、高金利のカードローンを低金利の住宅ローンに借り換えてしましたいので、その書類を書いてもらえませんか?」とか、

 

「ある不動産屋で、家売ってもらいます。売却の際に銀行にばれないようにお金浮かすので、そのお金隠したまま破産手続きやってもらえませんか?」とか。

当然、お断りです。

どこで入れ知恵されてくるのか知りませんが、ひどい話です。

典型的な詐欺ですから。

共通して本人に詐欺という意識がないのも問題です。

 

つい先日も、多重債務を抱えた方の属性情報を操作し、金融機関をだまして、

住宅ローンを借りさせていたとして、不動産屋社長に実刑判決がでました。

このケース非常に多いです。

実際に画をかいている不動産屋にも借りている人にもあまり詐欺の意識がないようです。

おもいっきり詐欺なのに。

 

こんなことして、購入する不動産価格以上の住宅ローンを借りても、

完済するのは無理です。

いくら利率の低い住宅ローンといっても、月の返済額は10万円以上になりますし、

さらには固定資産税なども払わないといけないのですから。

借金を抱えたこれまでの生活状況を変えなければ、完済などありえません。

 

堂々と、借金整理して住宅ローン組みますなんて、チラシをまいている不動産屋さんもあります。

家賃と住宅ローンの支払額が同じだから、家買った方が得ですよ、なんてチラシもよくあります。

 

家の購入を検討される方は、今までの生活状況、これからのライフプランをよく考えて見てください。

最低限、家計簿をつけて、収支をシビアに見つめなおすところから始めてください。

そして、売ったらそのあとは関係ない不動産屋さんではなく、

これからの生活を見通して真摯に相談に乗ってくれる不動産屋さんを選んでください。

キツキツのプランで、なんとかかんとか不動産を売りきろうとするのは危ないです。

余裕をもったプランを提案してもらってください。

でなければ、将来、司法書士や弁護士に相談にくるようなことになってしまいますので。。。

 

しかし、こんなこと書いたら、不動産屋に嫌われて、不動産登記の依頼が無くなるかなあ。

いえいえ、僕にはそんな心配はありません。

うちに依頼してくださる不動産屋さんは、みなさん本当のプロの不動産屋さんですので。

 

詳しいご相談は<枚方市・寝屋川市・香里園の香里司法書士事務所/相続・遺言サポートオフィス>まで

債務整理と住宅ローン

月曜日, 6月 27th, 2011

当事務所では、開業以来、債務整理の仕事を受任し続けてきました。

ここのところ、かなり債務整理の案件が減ってきました。

ほんとに、債務に困っている方が減っているのなら、

司法書士としては喜ぶべきなんでしょう。

 

ところが、「住宅ローンが払えなくて・・・」と相談される方の割合は減っていません。

いや、割合で言うなら増えているかもしれません。

以前は、「カードローンがきつくて・・・」と相談される方がほとんどでした。

話を聞いていくと、住宅ローンもあるやん!ってパターンでした。

 

最近はそうではなくて、住宅ローンしか債務がないという相談が何件かありました。

これは、つらいです。

これを解決するには、収入を増やすしかない。

それができればなあ・・・ってなりますよね。

 

あともう一つは、住宅ローンの借り換えで金利負担を減らす。返済月額を減らす。

という方法です。

80年代や90年代前半に住宅ローンを組まれた方なら、大幅減額もあり得ます。

ただし、滞納してからだと、借り換えの審査がしんどくなります。

そうなる前に、相談していただきたいのですが、これがなかなか。

 

いまのこの状況を作りだしているのは、一向に上向かない日本経済ということなのかもしれませんが、

住宅ローンの相談にのり申請を代行する不動産屋や銀行にも大きな問題があるのは間違いありません。

住宅ローンは多様化していますし、これから住宅ローンを組む際には、

銀行にも不動産屋にも利害関係のない専門家に相談されることをお勧めします。

当事務所でも、モーゲージプランナー(住宅ローンの専門家)として相談を承っております。

 

詳しいご相談は<枚方市・寝屋川市・香里園の香里司法書士事務所/相続・遺言サポートオフィス>まで

休眠担保権

木曜日, 12月 16th, 2010

相続登記の依頼を受けていますと、むかーし、むかしの抵当権の登記が残ったままの物件に出くわすことがあります。

毎年、少なくとも1件以上はあります。

大正や明治時代にお金を借りた際に、抵当権設定しているケースが多くあります。

完済している場合も、してない場合もあると思いますが、

担保権者とは没交渉になり、お金の行き来もなく、担保の抹消もされないまま、何十年も経過し、

相続が発生し、さらに担保は置き去りにされていく・・・というパターンではないでしょうか。

このような抵当権を休眠担保権といいます。

 

通常、抵当権の抹消は、完済するとすぐに、担保権者と担保設定者が協力して、抵当権抹消登記を申請することになります。

住宅ローンを完済したときは、金融機関が抵当権の登記済証や抵当権解除証書など登記に必要な書類を、担保設定者に交付します。

担保設定者は、司法書士に依頼するなどして、この書類とともに、法務局へ抵当権抹消登記を申請することになります。

 

休眠担保権である抵当権の場合は、どうするのか?

登記されている担保権者から数回の相続を重ねると、だれが相続したのか?相続人がどこに住んでいるのか?も分からなくなり、

抹消登記に必要な書類の交付はまず受けられません。

このような場合に、不動産登記法は、担保権者の協力がなくても、供託することで担保抹消できるように規定しています。

登記簿に記載されている債務の元金と供託する日までの利息を合わせて法務局に預けることで、

完済扱いにし、担保を抹消するのです。

大正時代の抵当権だと、供託する金額はせいぜい数千円ぐらいです。

しかーしです!

今年依頼を受けた案件の中に、おそろしい金利がありました。「元金1円につき、日歩2銭」と登記されていました。

年利700パーセント超です!ヤミ金も真っ青です。

今年までの利息を計算すると、だいたい100万円ぐらい供託しなければなりません。

この案件は、不幸中の幸いで、担保権者が法人であったため、供託の手続きによらず、

裁判所が選任する清算人と共同で担保抹消できました。

これはこれで、供託で抹消するよりも面倒で費用もかかるのですが、

100万円供託するよりは断然マシです。

とまあ、担保というのは放置したら大変だよというお話です。

 

そんな昔の話、うちには全然関係ないわと思わないでください。

現在でも、似たようなことは起こりえます。

今年あった案件では、ある銀行の住宅ローンを10年ちょっと前に完済し、担保抹消をしていなかったケース。

その後、その銀行は破たんし、解散しました。

2000年前後の金融大再編で、現在、存在しない銀行が結構あります。

このような場合も清算人と共同で担保抹消しなければなりません。

住宅ローンを完済されたときは、速やかに担保抹消登記をされることをお勧めします。

担保の抹消は香里司法書士事務所へどうぞ。